アルマ ARMA ／ 【国内正規品】 ／ シルキーラムレザーボンバージャケット「DIDIER」（ブラック）／ ディディエ オールシーズン レザージャケット レザーブルゾン MA-1 エムエーワン 革 メンズ

コンテンポラリーな雰囲気を纏うオランダ生まれのレザーウェアブランド

オランダのアムステルダムから発信されるレザーウェアブランド「ARMA（アルマ）」。1985年から大手メゾンブランドを中心としたレザーウェアの生産を請け負っている、高い経験値と技術力を持つARMA LEDER B.V.のオリジナルブランドです。現在は二代目であるMaralとArdenがディレクションを行っており、バリエーションに富んだコンテンポラリーなコレクションを展開しています。レザー特有のハードさを感じさせない、柔らかでクリーンな印象のアイテムは他のブランドとは一線を画します。時代の空気感を捉えつつも一過性のクリエイションはしない方針を掲げており、流行に左右されにくいタイムレスな世界観を表現しています。ブランドの顔となる定番モデルを残しつつ、シーズン毎にコレクションを刷新して新鮮さを保っていることも魅力となっており、長年培ってきたハイレベルな生産背景がこれを可能にしています。

振り幅がすごいです。大人らしく装えるラムレザーボンバージャケット「DIDIER」

ピーティートリノやタリアトーレを人気ブランドに育て上げた敏腕代理店トレメッツォが次なる一手として送り出したレザーウェアブランド「ARMA（アルマ）」。インターナショナルな感性を取り入れたオランダ発のブランドでして、マックスマーラをはじめとするメゾンブランドを手掛ける自社ファクトリーで生産されており、デザインよし、品質よし、価格よしと、三拍子揃っていることが特徴です。厳選された上質素材を用いつつも、トルコに生産拠点を置くことでコストを抑え、リーズナブルな価格を実現しているバランス感覚に優れたブランドです。

ご紹介するのは、アルマが誇る人気定番モデルのひとつ「DIDIER（ディディエ）」になります。ご覧のとおり同モデルは、アメリカ空軍の「MA-1フライトジャケット」がベースになっています。“エムエーワン”の愛称で親しまれている同ジャケットは、1952年に米国空軍によって開発されました。軍用機の狭いコクピット内で機材や機器に引っかからないように工夫されたシンプルな外観で、襟、袖口、裾まわりに冷気の侵入を防ぐためのリブがデザインされていることが特徴です。その完成度の高さから、誕生から50年以上たった今でも現役で使用されている“フライトジャケットの王様”です。

そんなMA-1をアルマ流に再構築し、コンテンポラリーな雰囲気へと昇華させたのがDIDIERです。ひと目でそれと分かるリブ襟、軽やかなショート丈、袖口＆裾のリブなど、時代を経ても変わることのないMA-1の完成されたデザインを継承しつつも、まるでシルクのような滑らかな手触りのラムレザーを用いることにより、巷に溢れるMA-1とはひと味違う“エレガントな佇まい”に仕上げています。余分なディテールを削ぎ落としたミニマルデザインで、細すぎず緩すぎずの中庸なフィッティングになっているので、これまでのクラシック一辺倒なイタリア物とは違うコンテンポラリーなスタイリングを楽しんで頂けます。ミリタリー由来のMA-1が持つ男らしさを残しつつ、素材やシルエットのアレンジによってコンテンポラリーな雰囲気へと昇華させているところが上手いですね。ブランドネームが刻まれたオリジナルメタルパーツや丈夫で型崩れしにくいコットン素材の筒リブなど細部の作り込みも抜かりなく、非常に満足度の高い仕上がりになっているのでお洒落にうるさい方にも気に入って頂けるはずです。

MA-1特有のラギッド感が解消されているので振り幅が大きく、カジュアル、キレイめ、モード、どんなスタイルにもマッチします。ジーンズやチノパンを合わせてもいいですが、あえてウールスラックスを合わせてキレイめに着こなしてみてはいかがでしょうか。そもそもレザーのMA-1は珍しく、化繊にはない高級感が備わっているので、ドレススタイルに取り入れることでポテンシャルを最大限に引き出せます。こういった意味でもオーバーミドルの方にこそ相応しい一着だと思います。

値段以上の価値を感じます。しっとり滑らかな美肌ラムレザー「LAMB SILKY」

使用されている革は、これぞアルマの真骨頂と言わんばかりの、手にした瞬間に値段以上の価値を実感できるラムレザーになります。「LAMB SILKY（ラムシルキー）」という名称の、通年展開されている定番革でして、その名のとおり、まるでシルクのようなしっとりとした滑らかな手触りが特徴です。この価格からは想像できないと思いますが、原皮クオリティは上から二番目（一番上がメゾンクラス）と高く、それを丹念になめすことによって、濡れたような艶（瑞々しい光沢）、指を押し返してくるような弾力、しなやかなハリ感のある革に仕上げられています。いわゆるクロームなめしですが、原皮の傷を隠すために顔料を厚く塗った安価なラムレザーとは違い、顔料が薄く、繊細なきめを持つ銀面の風合いがまったく損なわれていないことに驚かされます。レザーとは思えない上品な見え方をするので、もっときれいに、もっと上品にレザーを身に付けたいという方にうってつけだと思います。袖の革の継ぎ目を無くし、美しさを最大限に引き出しているところも素晴らしいですね。